暮らしの中に新聞を「東郷堂」TOGODO

新聞ファン

龍野 彰宏さん

人の温かさや深みが
感じられる媒体です

株式会社タツノ 取締役会長
龍野 彰宏さん

新聞に限らず読むことは大好きです。いわゆる活字中毒というやつですね。
公私共に書く場をいただくことが多く、また人前でお話するよう請われることもあるので、新聞や本、雑誌はネタを見つける場でもあります。
以前、「週刊上田」にコラムを連載していました。書くという行為は、拾い出したテーマを自分なりに料理して文章化するまでにかなりのエネルギーを要します。毎週1本、年間約50本を13年間も続けられたのは、新聞を読んで「これだ」と思うことをちょこちょこメモする習慣があったことも大きかったでしょうね。

経済面も地域面も読みますが、最近は投書欄が好きです。
ニュースはどうしても殺伐とした内容に偏りがちですが、投書欄は違います。書かれた方の考えがきちんと言葉にされていて、世の中の人がどう生きて、どう考えているかがわかる。安心して読めますし、ほのぼのとした気持ちになれますね。

最近の若い方たちは新聞ではなくネットでニュースを読むことが多いと聞きます。実は私も1年ほど電子版の新聞を併読していましたが、結局やめました。
簡単に過去のデータが検索できますし、ネットは確かに便利です。でも、新聞を開いて読むのに比べると、パッと見て終わりという感じなんですね、私の場合は。
活字中毒のせいなのか世代のせいなのか、電子媒体より紙媒体を選んでしまうのは、そこに深みや温かみがあるような気がするからです。人に配達してもらった紙面で読むほうが、読後にじっくり考えられるような、内容が深まるような...。人間の息づかいのようなものを感じられることが、私には重要なのだと思います。

いずれにしても、読むこと、書くこと、話すことは、人間が生きていくうえでの基本です。読まない人が、うまく書くことはできません。読む人と読まない人との差は、かなりの違いになるのではないでしょうか。

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